フォトフレームを利用したスクラップブッキング |
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*写真を飾る楽しみ。写真を飾った後の楽しみを。 |
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スクラップブッキングとは、紙や手芸材料、身の回りにあるものを切ったり貼ったりして、写真を飾るのを楽しむというホビーアートで、気負わず、すぐにはじめられます。
アメリカでは、家族の写真で部屋を飾ったり、結婚のお祝や、大切な人へのプレゼント等に利用されているそうです。
絵本のような夢のあるストーリー仕立てのアルバムにしたり、壁を飾ったり、プレゼントにしたり。。。
アイデア次第で様々な楽しみ方ができる思い出アートです。
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スクラップブッキングは写真や台紙を劣化させない材料を使えば、基本的には何を使ってもOKだそうです。
「写真や台紙を劣化させない材料」を専門用語でいうなら、アシッドフリー(写真や紙の劣化の原因となる「酸」を含んでいないもの)、PVCフリー(写真を変色させる原因となるポリ塩化ビニールを含んでいないもの)、リグニンフリー(紙を変色させる「リグニン」が含まれていないもの)などになり、スクラップブッキングの作り方が載っているサイトや書籍などでは、そういった商品の使用を推奨しています。
でも、身の回りの布、紙、毛糸、ボタン、ビーズ、ワイヤーなど「え! こんなものも使っているの?」といった素材が装飾として使われているので、面白いというか、矛盾しているんじゃないの? とつっこみたくなることもありますが(笑)
私が言うのもなんなんですが、スクラップブッキングは、専門的な用具や材料を色々買いそろえないとはじめられない、、、ということはないと思います。
もちろん、のりやはさみなどの道具が家になければなにもできませんし、普通のカッターナイフとデザイン用と書かれているカッターナイフでは使い心地も、作業スピードも、場合によっては完成度も違ってくるので、やはり、専用の道具はあった方が楽ですね。。。
しかし、専門道具を揃え、写真を変色させない素材や粘着材を使用しても、日ががんがん当たる場所に飾ったり、アシッドフリーではない箱やアルバムの中で保管したり、家庭用のプリンタで出力した写真などを使っていたら(退色を防ぐといわれているような高品質の用紙なら話も違ってくると思いますが)、遅かれ、早かれ写真は変色してしまいます。
なので、アシッドフリーといった専門用語に縛られずに、(写真に直接触れるものはアシッドフリーのもを使用するようにという具合で考えて)、まずは身近にある道具や素材を上手に使って、楽しくスクラップブッキングをしていったらいいと思います。
もちろん、デジカメで撮って、プリンターでプリントアウトした写真を使うな、ということではありません。
デジタルの写真は、大きさを自由に拡大縮小したりできるので便利です。
先にも書きましたが、退色を防ぐといわれているような高品質の用紙を使用するとよいのではないでしょうか?
(何十年先がどうなるのかわからないですが。。。)
退色してしまうということを頭のすみっこにでも入れておいて、大いに活用したらいいと思います。
プリクラで撮った写真も使えます。
でも、「のり」や「両面テープ」は最低でもペーパークラフト用や、写真を貼り付ける専用のものといった、粘性の弱いものを選ばれた方がよいでしょう。
(言うまでもありませんが、アシッドフリーの方がより安心ですよね)
水糊や安価な糊は写真類を痛めてしまいます。
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世の中には「pH testing
pen」という便利なものがあって、アシッドテストというものができるそうです。
ペン先が青になっていて、ペンで書いた跡が青のままであれば、アシッドフリー(pH7以上)の合格ライン(笑)素材。
緑→黄色に変わるとその順に、アシッド含有率が高くなるということだそうです。
いや〜便利ですね。
そのうち私も購入してみようと思います。
他にも、アシッドフリーではない紙類にスプレーすると、酸化の進み具合などを押さえることができる商品もあるようです。
とはいっても、結果が出るのには相応の年数がかかりますよね(笑)。 |
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専用の道具が必要ないというわけではなく、やはり、専用の道具にはそれなりの「理由」があり、使うに価値があるものばかりだと思いますので、よりよいものを作りたくなったら、買いそろえていかれたらいいと思います。
それよりも、スクラップブッキングは、その写真をどれだけ愛することができるか(!?)といったことや、様々な素材のストック、自由な発想と応用力、アイデア勝負ともいえるでしょうね。 |
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(拡大図を表示) |
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作り方も自由なら、飾り方も自由。
(先ほども述べましたが、飾る場所は選びましょう)
クリアファイル式のアルバムに綴じ込んだり、壁にピンで貼ったり、お気に入りの額縁に入れたり。
ミニサイズのアルバムを作って、カードやメモ帳サイズに仕上げても楽しいですね。
次のページでは、手軽にできるスクラップブッキングの手順をご紹介します。 |
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