銀粘土(アートクレイシルバー)についてよくあるご質問
現在の階層  トップページマイアートシルバーアクセサリー総合>Q&A(準備・造形・乾燥・修正)

アートクレイシルバーとは、粘土細工感覚で本格的なシルバーアクセサリーを制作することができる
新しいタイプの貴金属材料です。やわらかい粘土なので、自由自在に造形、制作することができます。
焼成、完成後は純度99.9%の純銀アクセサリーに生まれ変わります。

腕に自身のある人もそうでない人も、まずは遊び感覚で試してみてはいかがでしょうか?
手軽なのに本格的な楽しさのとりこになること間違い無しです。
それでは銀製品を作る手順を簡単にご説明しましょう

「準備・造形」 「乾燥・修正」編です
 「焼成・仕上げ」 「保存」編はこちら

[準備・造形編]
Q:リングの大きさはどうやって決めるの?
 A:銀粘土スターターセットに付属しているリングサイズスケールを使用します。
 リングサイズスケールを使って指のサイズを確認します。
 指のサイズより3〜5号大きいサイズの穴に木芯棒を入れて鉛筆で印を付けます。
 つけた印が中央に巻きつくように付箋紙を巻きつけて準備完了です。

Q:どれくらい大きいサイズで作ればいいの?
A:下記の収縮表を参考にしてください。
1. 太さが3mm程度のリングは約3号収縮します 2〜3号大きいサイズで制作
2. 太さ1.5mm、幅10mm程度のリングは約4号収縮します 3〜4号大きいサイズで制作
3. 上記1.2.より厚み、幅などにボリュームのあるリングは約5号収縮します 4〜5号大きいサイズで制作
 
Q:粘土が木芯棒にうまく巻きつかない
A:粘土を木芯棒に巻きつける時に、粘土表面全体を水で湿らせてから巻きつけると、付箋紙にはり付いて巻きやすくなります。また、ひび割れも防ぐことが出来ます。
 
Q:ペーストタイプはどうやって使う?
A:ペーストタイプは
 ○粘土タイプの乾燥品同士の接着
 ○粘土タイプのひび割れなどの補修
 ○粘土タイプに模様を描く などの使い方があります。
 
Q:造形していると粘土にヒビが入ってしまった
A:粘土タイプの表面が乾いてくるとヒビ割れします。こまめに水を補いながら、粘土タイプの形を整えていくことがポイントです。
 造形中は霧吹きで表面を湿らせたり、指先を水で濡らしながら作業を進めるのも効果的です。
 
Q:リングを巻きつけた時、つなぎ目はどうするの?
A:太さが5mmくらいまでの細めのリングは、合わせ目を斜めにカットして接着します。
                   
 それより太さや幅などにボリュームがあるリングは合わせ目をまっすぐにカットして接着します。
                   

どちらも合わせ目に水を付けて指でこすり、十分になじませます。ペーストタイプ、シリンジタイプを盛り付けるとよりベターです。


[乾燥・修正編]
Q:乾燥させる時のポイントは?
A:焼成する前の作品にドライヤーの温風を15分以上あてるか、風通しの良いところで約1日自然乾燥させて完全に乾燥させます。ドライヤー乾燥・自然乾燥どちらの場合でも焼成前に作品をドライヤーでよく温めた後ステンレスやガラスの上に置き曇りが出なければ乾燥終了です。
(水分が残っていますと水蒸気でくもります。)


ご注意!
作品の乾燥が不十分場合、焼成時に破裂する可能性がありますので、乾燥は充分に行ってください。
 
Q:乾燥後、やすりを使って削りたい
A:乾燥時の粘土タイプの硬さはチョークくらいです。ヤスリで形を削る際には無理な力が外側から加わらないように気をつけて作業してください。
 
Q:乾燥後、作品がが割れてしまった。どうしたら良いですか
A:以下を参考にしてください
●リング状の場合
【1】割れたパーツを確認します
・割れたそれぞれのパーツが元の形のどの部分にあてはまるか、上下左右など確認し位置をきめます。
【2】木芯棒に付箋紙をつけます
・制作していた時と同じ号数に合わせた付箋紙をまきつけます。
(付箋紙の中心に鉛筆などで中心線を書いておくと作品中心の目安になります)
【3】割れたパーツを組み合わせます
・割れ口に湿らせた筆等で水分を少し加えます。
→乾燥したままの状態の粘土では、次に盛り付ける修正用のペースト・シリンジタイプ等がはがれやすいためです。
・水分が浸透したら【2】の付箋紙の上で、ペースト・シリンジタイプ等を、割れ口にたっぷりと塗りパーツを接着します。ここでは乾燥させずに、一気に残りのパーツを接着していきます。輪の状態になったところで乾燥させます。乾燥後、割れ口だった部分が目減りしていたら、上から再度ペースト等で補強し完全に乾燥させます。
→この時の修正に使うペーストはパテ状くらいのかたさに調節すると修正しやすいです。
→割れ口が完全に覆いかぶさるように、たっぷりと塗ります。
【4】リングを木芯棒からはずし、内側から割れ口部分をペーストで補強します。
この時も【3】の修正と同様に、乾燥後目減りしていたら再度ペーストタイプをたっぷりと塗り、完全乾燥させます。
【5】ヤスリで表面、内側を整えます。
【6】焼成します。
【7】研磨など仕上げをします。

 
●プレート状の場合
【1】割れたパーツを確認します
・割れたそれぞれのパーツが元の形のどの部分にあてはまるか、上下左右など確認し位置をきめます。
【2】割れたパーツを組み合わせます
・割れ口に湿らせた筆等で水分を少し加えます。
→乾燥したままの状態の粘土ですと、次に塗る修正用のペースト・シリンジタイプ等がはがれやすいためです。
・水分が浸透したらペースト・シリンジタイプ等を、割れ口にたっぷりと塗りパーツを接着し乾燥させます。乾燥後、割れ口だった部分が目減りしていたら上から再度ペーストタイプ等で補強し完全に乾燥させます。
→この時の修正に使うペーストタイプはパテ状くらいのかたさに調節すると修正しやすいです。
→割れ口が完全に覆いかぶさるようにたっぷりと塗ります。
→クッキングシートを作品の大きさより一回りくらい大きめに切り、その上で作業すると修正しやすいです。
【3】裏側から割れ口部分をペーストタイプで補強します。
この時も【2】の修正と同様に、乾燥後目減りしていたら、再度ペーストタイプをたっぷりと塗り完全乾燥させます。
【4】ヤスリで表面、裏面を整えます。
【5】焼成します。
【6】研磨など仕上げをします。

 
Q:乾燥品同士を接着できますか?
A:乾燥品同士を接着させる場合、ペーストタイプで接着することができます。ペーストタイプをペースト:水=2:1の割合で良く溶き合わせ、つなげたい部分にたっぷり塗り、接合して下さい。はみ出したペーストタイプは、乾燥後ヤスリなどで削り、修正して下さい。
Q:油性ペーストはどんな使い方ができますか?
A:油性ペーストは焼成後の作品の修正や、焼成したパーツ同士の接着に便利です。
油性ペーストの使い方としては、接着面とその周辺に多めに塗ってからくっつけ、よく乾燥させてから焼成してください。乾燥状態は非常にはがれやすいので、周辺につけた油性ペーストは
焼成後にヤスリで削り、形を整えてください。

焼成後に作品が割れた時の修正方法をご紹介します。
【1】割れたパーツを確認します
・割れたそれぞれのパーツが元の形のどの部分にあてはまるか、上下左右など確認し位置をきめます。 
【2】割れたパーツを組み合わせます
・クッキングシートを作品より一回り大きくカットして作品の下に敷いて作業します。
→作品を移動させる時などはこのクッキングシートごと移動させます。
・油性ペーストを、割れ口およびその周辺にたっぷりと塗りパーツを接着し乾燥します。
→割れ口とその周辺を完全に覆いかぶせるように塗るのがポイントです。
【3】乾燥後-割れ口だった部分が目減りしていたら、上から再度油性ペーストで補強し完全に乾燥させます。
【4】焼成します。
【5】ヤスリで表面を整えます。

→油性ペーストの余分な部分を削ります。
→油性ペーストは乾燥状態では剥がれやすいため、焼成後に表面を整えることがポイントです。
【6】研磨など仕上げをします。