たまには作法にこだわって香りを楽しむのも趣があっていいものです。 ここでは、聞香で掌中の香りを楽しんでみましょう。 |
1.「香炉団」はコンロや電熱器で全体に火が回るまで、よくおこしてください。(コンロの場合は網を敷くことをお勧めします) |
2.火箸で灰をよくやわらげ、香炉の中央に炭団をいけます。 |
3.香炉を手前に回しながら火箸で灰を香炉の中心に向かってかき上げます。 |
4.香炉を回しながら灰押さえで軽く灰を押さえ、山の形に整えます。(香炉の中心に山の頂点がくるようにしてください) |
5.一本の火箸で灰の山の斜面に香炉の正面を示す『聞筋(ききすじ)』を浅く入れます。山の頂点から炭団まで火箸を垂直に入れて火気を伝える穴(火窓)を通します。 |
6.銀葉挟みで火窓の上に銀葉を水平に乗せます。 |
7.小さく割った香木を銀葉の上(火窓の真上に当たる位置)にのせます。 |
8.香りを聞くときには銀葉が火窓から外れることがありますので、香炉は水平にお持ちください。 |